ささきのブログ

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木でドローン

ワシントンDCへ行く機会があったので、National Gallery of Artを見に行ったところ、Mantra Percussionなるライブイベントがやっており、大変に感銘を受けた。それぞれ長さが違う(=ピッチが違う)木の板が6本だか並んでおり、6人の奏者がマレットで継続的にポコポコ木を叩くんだけど、ドローンというかアンビエントというか、反響の効くロケーションも相まって倍音が後ろでずっともにゃーっと和音になってとても綺麗(最低音の木は結構ドスが効いているので低音も響く)。でも、もちろんマレットの打木音(?)も聴こえてきていて、その強弱で変化がついていろんな表情になる。だんだん盛り上がってきて6人がダーっと木を叩くとグジャーっと歪んで空間を埋める。すごくよかった。

Michael Gordonという作曲者のTimberという作品らしいです。有名な人なのかもしれません。よく知りません。

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肝心の絵については相変わらず、あまり旨味がわからずもったいなかった。ヴァン・ダイクの絵(Marchesa Baldi)が「わーいいなぁ」と思ったんだが、やっぱりいまいち「絵が良い」という感覚がわからないんですよね。もう少しちゃんと見方というのを学べばわかるのかもしれない。

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