ささきのブログ

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歯が折れた(アメリカで歯医者に行った話)

7/19 (水)

夕食のチキンウィングの軟骨部分を前歯で毟り取ろうとしたところ、がりっと音がして前歯が折れた。もともと小学生の時に転んで一度折っている歯なので、弱くなっていたんだと思う。ただ、昔折れた部分が再度折れた(つまり継ぎ足し部分が外れた)のかというとそうではなく、今度は歯茎の中で根元から折れている様子で、かろうじてどこかで繋がってぶら下がっているような状態になってしまった(1回目に折った時点で神経は抜いていたので幸い痛みはなかった)。

7/20 (木)

朝、早速歯医者に電話する。こちらでは、国民皆保険みたいな制度がないので、自分が入っている民間の保険会社のネットワークに加盟している医者を探して行くことになる1。ありがたいことに、会社が入れてくれている保険のネットワーク加盟かつ日本人がやっている歯医者というのがあって、予約の電話から診察時の会話まで日本語で受け付けていた。当日は予約が一杯ということで、翌日の朝一を予約。その日は前歯を避けて昼食/夕食を食べるが、全く食べた気がしない。やけになってたくさん酒を飲む。

7/21 (金)

前日酒で紛らわしたのが祟って、二日酔いで歯医者へ。かろうじてまだ歯はぶら下がっており、ぱっと見何とか体裁を保てている。アメリカと言えば高額な医療費(特に歯)というイメージがあり、出国前に日本で虫歯治療は万全に済ませてきていたのに、よりによってこんな形で入国3ヶ月目で早々に歯医者に行くことになるとは思わなかった。

診察の結果は、やはり歯茎の中で折れているために、残っている歯根に土台を埋め込んでその上にクラウンを被せる、いわゆる差し歯にする必要があるとのこと。

見積もりは約1400USD、16万円。会社が入れてくれている保険で半額カバーされて自己負担8万円2。日本でこの見積もりを出されたら仰け反っているが、20-30万は覚悟していたので、むしろ安く感じる。

さすがにこのまま放置というわけには行かないので、その日は応急的に仮歯を作ってくれることに。施術中も、アームに取り付けられたモニターで日本のテレビ番組を流してくれる。番組も「月曜から夜ふかし」やら「モヤモヤさまぁ~ず2」やら、良い感じに気が紛れるものをチョイスしてくれていて非常に良い。

帰りに仮歯で昼飯を食う。しばらくウィングは食べない。


  1. ネットワーク外でも保険が下りないわけではないらしいが。

  2. 正式には見積もり結果を医者が保険会社に送付して、保険会社からの返事で最終的な負担額が決まる。支払いも、日本のようにその場で支払いということは無く、保険会社から後日請求書が届く仕組みらしい。